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| 2012/03/23 とても良い(+2 pnt) by 墨汁一滴 これの原作はガンダムOOのキャラデザを担当された人だっただけにやや女性向きのスタイリッシュさが印象的でした。さて本作を各話ごとに感想を書かせていただきます。 〈1話〉 冒頭からやや淡々とした雰囲気ながらもちはやと孝子のボーイミーツガールから逃避行へかけての一連の流れが音楽と相まって美しく優雅であり、一気に物語に引き込まれてしまいます。全4話の中でも個人的には一番おすすめします。何度みても見惚れてしまう場面です。 この時、ちはやの相棒である影艶はやや存在感が薄かったのですがそれでもちはやのピンチを救い、以後の4話をとおして非力なちはやをサポートする頼もしさも見せており、もう一人の主人公といっても良いでしょう。ラストの孝子の自爆は初めて恋をし、感情を手に入れ、好きな人のために犠牲になる(一部影艶のセリフを引用)というのもベタながら見せ方としては粋だったように感じます。主題歌は↓のTCCさんの評価文でも述べられている通り各話ともとっても繊細な良曲ばかりですが特にこの1話と2話はラストでの余韻をより引き立てております。 〈2話〉 この話ではちはやが黒い羽根であることのコンプレックスからか同じく黒い羽根のクリフ(サファイア)のところへ行くのですがクリフ自身が余命いくばくもない状態。そして影艶は興味がない風に装って相方想いがうかがえて、親玉も倒し(というか戦闘シーンで活躍しているのは彼だけでちはやはまったくの足手まといの印象ゆがめず、まあそれが魅力的なんだけどね)、ちゃっかり見せ場を出しているけどクリフが親玉にやられるところを止められなかったのはストーリーの構成としては致し方ないか………。ただクリフが瀕死の状態で彼女に支えられて舞台に上がり、その最愛の彼女に捧げた曲が流れる中で息を引き取るところはぐっときたかな。そしてラストでちはやと影艶の絆がより深まる瞬間は良かった。正直、ここまでは文句なしだったと思います。 〈3話&4話〉 好き嫌いが別れそうな話はここでやたら同姓描写が多くなり、そういうのが苦手な人にはあまりおすすめ出来ません。しかも、ここへきて原作を読まないとついていけない部分もあり、ストーリーとしても面白いというよりもこっ恥ずかしい気分になりました。ただ1話で登場した博士が再登場し、壮絶な最後を迎えたことを考えるとこの部分はすっきりしていましたね。 〈総合評価〉 なかなかいい作品だと思います。前半が良かっただけに後半がややイマイチだった印象は歪めませんが原作を知らなくとも十分に楽しめました。“深く考えずに素直に感じろ"そういう典型的な例の作品だと思います。 やはり画質、技術を含めてもこの時代だったからこそ作れたのでしょう。こういうロマンに溢れた作品は視聴者層が変わってしまった今のアニメ業界の状況では逆立ちしたって作れないでしょう(仮に作れたとしても売れるとはかぎらないが……)。 評価はギリギリの「とても良い」とさせていただきます。 |
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