座頭市物語:画像/壁紙[ドラマ][他形式: 携帯版] |
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エンディング (1個) おてんとさん歌:勝新太郎 詞:阿里あさみ 作曲:富田勲 [ファン登録] |
| 2012/05/23 とても良い(+2 pnt) by 十傑集 70年代の時代劇黄金期を代表する作品の一つ。 カラーTVの普及によりTVドラマが娯楽の中心にくるのに併せ、劇場映画に関わってきた役者やスタッフがTV時代劇にも参加。 「水戸黄門」のような大衆向けの作品でジャンル全体を支えながら、先鋭化された玄人向けの作品も試行錯誤されていく。 それが初期「必殺」や「木枯らし紋次郎」、そしてこの「座頭市」であったという所でしょうか。 (自分は時代劇に大衆向けのエンターテイメントも求めてしまうので、この辺は微妙なのですが) 「座頭市」は劇場シリーズも存在するわけですが、このTV版における画面越しに伝わる荒涼感は 「紋次郎」と双璧、初期モノクロ作品や最後の勝新(1989年)版よりも上に思えました。 主題歌「おてんとさん」の中に入るモノローグでも、市は木の葉を刺客と思って怯えており、 のほほんとした態度の裏には盲目ゆえに手探りで生きざるを得ない(劇中で犬に吼えられた場面は本気で困ってる?)苦しみが感じられます。 脇役も代官の嫌がらせを受ける農民が善良な庄屋さんに自分勝手な主張で詰め寄ったり弱者を同情を引くための記号的存在にしていません。 ストーリーは初期「必殺」や「紋次郎」ほどに捻っている印象はありませんが、キャストの豪華さではこちらに軍配。 勝新が非情の剣豪と優しいオジサンという二面性を持つ市の存在感を出しながら多くのエピソードで聞き手に回り、 ゲストを劇場版のライバルから各話ごとの主役に昇格させた言わば時代劇版「コロンボ」。 自分が特に印象に残ったのは22話(だったはずの)田村高廣版「子連れ狼」でしょうか。 ヤクザの用心棒にまで身を落とした浪人の息子は近所の娘さん宅にいりびたりって市とも仲良しに。 この話で市は子供の父と対決する非情の展開になると思いきや、イカサマ賭博を見破っただけ。 市との対決を強制すべく息子を人質に取ったヤクザ連中に反旗を翻した用心棒は一人で片をつけてしまい、 「オイオイ、主人公は市だろ?まあ田村だし、いいか♪」とツッコミながら鑑賞してました。 絆を取り戻した親子がおてんとさんの元で旅立つ中、橋の陰にかくれて無言で見送る市もまた旅立つ。 日のあたる世界に戻っていく親子と日陰者であり続ける市のコントラストが絶妙でした。 1989年版と見比べると、どれだけ凄い役者がいても一人だけで良い作品は作れないのだなと感心しました。 |
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