仮面ライダーアギト:画像/壁紙[特撮][他形式: 携帯版] |
| 注意: これは特撮/人形劇版。その他メディアのページ ゲーム:仮面ライダーアギト |
| 特撮/人形劇総合点ランク=平均点x評価数 | 6位/476作品中 (総合120.24) | 5位 <= =>7位 |
| 特撮/人形劇平均点ランク(評価10個以上作品対象) | 45位/180作品中 (平均1.67(とても良い)) | 44位 <= =>46位 |
| 2001年特撮/人形劇総合点ランク | 1位/13作品中 | =>2位 |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (Bray/DVD) | 画像/壁紙 | 動画 | OP/ED動画 |
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| 直近発売の音楽: 2012/05/23 (): | CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー | 2,415円 |
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オープニング (2個)
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エンディング (1個) BELIEVE YOURSELF歌:風雅なおと 詞:藤林聖子 作曲:三宅一徳 編曲:三宅一徳 [ファン登録] | ||||||
OP/ED以外または不明曲動画 (3個)
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| 2012/04/21 最悪(-3 pnt) by Sacky 【総合評価】 圧倒的好評の中悪評を持って来る私は異端だろうと思う(笑)でも、やはり私としては平成ライダーでやっぱり殆ど見られるものはないなあというのをこの作品を見て実感させられることになった。この作品は初代「仮面ライダー」生誕30周年記念ということでかなり石ノ森作品である「サイボーグ009」及び「仮面ライダーV3」へのオマージュが込められた作品となっている。それ故にこの作品自体は何ともしょうもないスチャラカとしか言いようのない出来なのにもかかわらず、特撮史及び仮面ライダー史の中に位置付ければそれなりのエポックメイキングな作品ということになってしまい、全くもって癪に障る厄介な存在である。 節操のない儲け狙いを目指した割には年間の見通しが杜撰で後半から作品としても商品としても頓挫し、放映当時にしてすでにまともなライダーファンからは見放されつつあった「仮面ライダークウガ」に対する不満を背に「オレたちがクウガを超えるもっと面白いライダーを作ってやる」というその役割をプロデューサーの白倉伸一郎氏と脚本家の井上敏樹氏は買って出たのである。そして同時に「新しい仮面ライダー像」を作り出した「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダーBLACK RX」に負けず劣らずライダーというものを世間に一つのブランドとして定着させようという試みがこの作品にはあったようだ。 そのためかかなりの新機軸が盛り込まれている。その中でも一番斬新なのは「最初から3人のライダーが出て活躍する」という点だろう。これまでのライダーシリーズで最初から複数のライダーを出演させた例はない。2号は藤岡氏の事故に伴う一時の降板と番組の視聴率改善のために偶然生まれたアイデアであり交代でやってたし、ライダーマンはV3終盤で登場したに過ぎずしかも最初は敵だった。BLACKと対なる存在として描かれたシャドームーンにしても半年経ってからの登場だったし、そもそもシャドームーンは何があろうと決して共闘はしなかったためライダーとしてカウントされていない。勿論先輩ライダーが集結して後輩ライダーを助けに来るというクロスオーバーはあったものの基本的に「クウガ」まで見てもライダーとは最初から最後まで一人で戦うものとされるのが通例だ。 ライダーデザインもそれに応じてきっちり分けられており、主役のアギトはクウガの意匠を受け継いだ正統派のデザイン、G3は仮面ライダーXやロボライダーのようなメカ要素の強いメカニックライダー、そしてギルスはその野性味溢れるデザインと戦闘スタイルからアマゾンや真のような生物的ライダーとなっている。それに応じてか戦闘シーンも様式美に沿ったものとなっている。また作品中では「謎」という形で多くの伏線が提示され、それらを紐解く鍵を見つけると同時に再び新たな謎が現れる形でストーリーが展開するというスタイルを採っている。このスタイルは以降のシリーズでも継承されていくことになる。 また『仮面ライダーV3』を意識した展開も見られており、第1話ではアギトの活躍が少なく変身プロセスも描かれていない、第1話にヒョウ種怪人、それに続いてカメ種怪人、第13話ではデストロンの幹部・ドクトルGを髣髴させるサソリ種怪人が登場するなどのオマージュが存在する。これは恐らくプロデューサーの白倉氏自体がV3を気に入っているという点も大きいのだろう。しかしこれだけの新機軸をてんこ盛りで入れたにも関わらず結局はただのごった煮番組にしかならなかったのである。シリアスなストーリー重視で行く割には平気で謎を謎のまま終わらせるわ次々と矛盾や破綻を起こすわで支離滅裂だし、かといってアクションシーンを見てもいわゆる昭和ライダーのように特撮シーンで派手な面白さ、痛快さを味わえるのかと思えばそういうわけでもないのでどっちつかずの中途半端な番組になってしまった。 実はここ最近見た「アギト」と並行して昭和ライダーと平成ライダーのかけ橋と言われている「BLACK」をYoutubeで視聴しているのだが、「BLACK」と「アギト」を比較すると「アギト」はJAC(現JAE)が担当しているにも関わらず地についたアクションが多く、結果として地味でしょぼく見えてしまう。いわゆる地に足の着いたアクションは一号〜ZXまでの大野剣友会が得意とする所ではあるのだが、あちらはその分構図にしっかりと拘りが見られるし、一発一発のパンチも非常に重みがある。ましてRXまでのライダーは一切CGを使っていないので本物の爆発の迫力を出すことが出来たのだ。 「クウガ」以降大体のライダーに言えることだが、技の名前を叫ばないこと、爆発シーンが殆ど安もんのCGによる合成なのが残念でならない。やはり特撮番組である以上技の名前を叫んでこそヒーローだしボカンボカンと本物の火薬を使って爆発させアクションの痛快さ、カタルシスを感じさせることが重要な筈なのに、爆発が合成でありかつドラマパートとの比重に関してもクウガと比べて言うほど改善されたとは言い難い。しかもライダーを3人も出したにも関わらずその中でまともに活躍出来ているのはアギト位で後のG3とギルスに関しては「勇者特急マイトガイン」のボンバーズ&ダイバーズ並の不遇な扱いであった。もっともこれは「ステロタイプのヒーローに懐疑的」という白倉氏と井上氏の意地汚いつまらん思想が生み出した結果だからなのであるが。 正直謎解きの部分に関してはどうでもいい。これまでのライダーでも劇中で明かされないまま終わった謎なんていくらでもある。「アマゾン」ですらガガの腕輪とギギの腕輪の秘密を軸に動いていたのに蓋を開けたらスーパー大切断のためのパワーアップ兵器でしかなかったのだから。ではアギトの何が一番問題かというと、それはライダーのデザインやキャラ性ではなくて作中での扱いである。上で述べたように前作「クウガ」同様アギトもまたヒーローとしてのかっこいい活躍というのをまるでしなかった。ただ単に主人公が出てきて登場してきてキックなりパンチなり必殺技かまして終わっただけ。つまりライダー以前に特撮ヒーローのシンボルたり得ていないのだ。これがいかに由々しき事態かわかるだろう。 例えば仮面ライダーBLACK RX及びその変形形態であるバイオライダーとロボライダーがただ南光太郎が変身したというだけで、敵をボコボコ屠りもせずにボンヤリと突っ立っていたらどうなるだろうか?RXさえいなければとクライシスを恐怖させる存在とならないではどうなるのか?そんな特撮番組は誰も見たがらないだろう。見ても面白いわけがないのである。そしてこれこそが私が「平成ライダー」を全般的に毛嫌いする大きな理由でもある。その点では前作「クウガ」同様この「アギト」もその「見ても面白いとは感じられない特撮ヒーロー番組」なのであって、その印象は作品全体の雰囲気の仕込みが及第点並に出来ていたことで余計に際立ってしまっている。しかもこの作品の場合敵はアンノウンであるから結局存在自体も曖昧だしバトル部分に熱くなれないのである。 ヒーロー番組である以上、チビッ子たちも大人も含めて世間の特撮好きは「ヒーローがいかに画面上で強さをアピールするか」を期待しているわけだ。強い敵をそれっぽい説得力を持って打ち倒すことによってこそヒーローの強さが実感できる。それは別に特訓にこだわる必要はない。新兵器や新形態を引っ提げようが、仲間との協力であろうが頭脳戦であろうが構わない。が、ともかくそれらを克服して「強くなった」ということを視覚的に実感させてくれないと、前に負けた或いは苦戦したことに納得できないじゃないか。それなのにアギトはと言えば、クウガ同様新フォームや武器はやたら持って引っ提げている癖に、それ相応の盛り上げや駆け引き、小技による応酬なしに必殺技だけをいきなり見せつけて敵を蹴散らすという何とも色気も味気もないものとなってしまっている。 これならばわざわざライダーを3人出すという設定を盛り込む必要などは無かったし、もっと言えば「仮面ライダー」というタイトルを冠した特撮ヒーロー番組である必要すら無かったことになる。その癖ドラマパートの演技も他の連ドラに比べると演出、脚本のレベルにおいては数段見劣りするため退屈に感じられてしまう。正直どこで楽しめばいいのかが全く分からないのである。ストーリー構成そのものや世界観は「クウガ」から脱しきれておらず反省し切れていないのだからなおさらのことだ。こうした数々の致命的欠陥及びシリーズ構成そのものの見通しの甘さが私をして本作を「失敗作」との烙印を決定づける理由になったのである。そのためにメインの子供人気は同時期の「百獣戦隊ガオレンジャー」に取られてしまい売り上げは落ち込んでしまった。視聴率は平成ライダー最高を記録しているが当然ながらそれは主婦層が見ていたものである。 で、アギトを戦闘シーン省いてドラマの面で検証してみても、役者同士の織りなす芝居の組み立て方が面白いとは到底思えない。役者自体は藤田瞳子や要潤をはじめ逸材揃いなのに脚本及び演出が下手くそなせいで映像に情感が出てこないのである。特に10月以降は「3年B組金八先生第6シリーズ」が始まったこともありそちらの方が格段にドラマとして面白かったため、それと見比べてしまうと余計にアギトの連ドラとしての下手さ、未熟さ加減が目立つ。欲張らずに特撮部分のみをしっかり頑張ればいいものをドラマパート重視で行こうだなんて無茶をしだすから…。 そろそろ話を纏めるが、この「アギト」という作品は設定こそライダー30周年に相応しいものだったものの、中身は「クウガ」以上にスチャラカで支離滅裂かつ中途半端なものになってしまった。何故アギトがそのように作りの作品になったのかと言えば、白倉氏及び井上氏が単純に「かっこよく活躍する特撮ヒーロー番組」なんぞを作るつもりも意欲も全くなかったからだろう。そのことはシャンゼリオンDVDのインタビューの言葉に強烈に象徴されており、これがグロテスクな形で結実したのが後の「555」であり「ディケイド」である。もっとも彼らにすればすれば、「従来のヒーローに懐疑的」という安っぽく浅はかな発想で生々しい人間ドラマ(笑)を描いていたつもりなのかもしれないが。よって最終評価は「最悪」にする。 |
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